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2001年第3回役員会
●4月25日(水)(株)ラリーアート本社内会議室にて開催
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1. |
ヴィッツラリーについてTRDより企画概要説明
・ 昨年より展開しているヴィッツレースの成功を受け、ヴィッツレース用に作ったモデル(MSB)を使ってさらなる底辺拡大をめざしてBライでできるラリーの開催を企画。
・ 国内初のワンメイクラリーというのが一つのポイントで、できるだけ車両についてイコールコンディションを保ったレギュレーションにしたい。
・ エントリーフィーは2万円程度の見込み。日曜日にスキーに行く感覚でラリーに出場してもらえればという料金設定。賞金は出さず、イベントに還元して参加者に対するホスピタリティーを充実させたい。
・ WRCスタイルと同様、SSとリエゾンで構成される設定にする。SSについてはクローズドコースであってもレキを実施し、タイムカードやTCサイン類はJRCAで配布しているものを使いたい。
・ 初心者が多いと予想されるので、事前の講習が必要。プロモーションを兼ねたラリースクール実施も視野に入れている。
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2. |
JRCA統一制作物の使用状況/準備状況についての報告
<MCA>
・ タイムカードは一部のTCにおいてオフィシャル側に不慣れな点も見られたが、概ね問題なく使用された。主催者側の感想は、「不慣れによる煩わしさはあったが、慣れれば合理的で便利なものなので、来年も使いたい」とのこと。
<ACK>
・ サーキットセクション(SS1~11、ただしSS11はキャンセル)ではJRCAのタイムカードを使用し、問題なく運営できた。
・ ロードセクション(アベレージ走行区間)は、各CPの手前にゾーン開始看板、CPライン上にTC看板が使用された。タイムカードではなく、従来のチェックカードを使用した。
<ひえつき>(この時点では開催1か月前)
・ タイムカードの記入法を事前に練習したいという申し出に応じて、練習用の綴りを作成して送付。
・ エントリーフォームに「公示」が抜けているため、全用紙に追加コピーが必要となった。JAFに問い合わせると、「公示」はすべての申し込み書類および規則書に必要との返事であったとのこと。
・ 「車両改造申告書」も作ってほしいという要望あり。改造内容等についてはJAFから指定用紙が主催者に配布されるので、JRCA役員会としてそのような申告書は不必要と考えていることを伝えたが、同主催事務局においては「改造申告書は参加申し込み時に提出してほしい」との見解であった。
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3. |
今後の内部事業について
<JAFへの要望>
(1)「地方戦と全日本戦の併催」、「二駆と四駆の併催」、「最低総距離規定」、「SS距離規定」、「形式によるラリーの分類」、「全日本戦規定、地方戦規定」については、一部すでに部会で議論されている。その結果を盛り込んだ来年の規定が発表されてから、あらためて検討する。
(2) 「備品類(計時機器など)の貸し出し」は、「競技の公平性を確保するうえで必要」なものなので、JAFに要望してもよいと思われる。
<統一化に向けて主催者と協議をすすめたい項目>
(3) 競技情報の事前公開(SSの距離、路面、サービス時間などについての早期の情報公開)
(4) スタート前の車検項目など、ラリー全般における各手順の統一化」
(5) ロードブックの内容、書式、体裁の統一化
(6) 成績表記方法の統一化=「減点」ではなく「SSタイム」と「ペナルティ」を時間表記
(7) 競技構成要素の呼称統一化=FIA規則に準じた呼称を採用
(8) 計時結果速報の公開
(9) 計時方法の統一化→JAFによる備品貸し出しが実現すれば、おのずと統一できる
<アンケートで会員の意見を聞いてから協議または要望提出に移す項目>
(10) レキの回数をFIA規則と同様の2回で統一すること
(11) レキ中に対向しないようなスケジュール設定
(12) デイタイムイベントへの移行(開催地への経済的貢献、住民生活への配慮、観客増加を考えれば、デイタイムイベントへの移行が望ましい。)
(13) サービス時間を各車同一にし、その時間をFIA規則なみに短く設定する=入口と出口におけるTC設置、「リグループ」の採用
(狙い:公平性の確保、時間的制約による作業内容制限効果、時間制約による作業レベルの高度化=観客に見せることを意識したサービスへの脱皮)→「150km毎に60分の休憩」規則との整合性を検討する必要あり
(14) スペアタイヤの車載本数制限と常時車載の義務化
<いましばらく調査検討期間が必要な項目>
(15) 技術委員のあり方(車検、サービス作業の監視などについて/シリーズを通した統一解釈)
(16) 審査委員会のあり方(審査委員の権利、義務について/シリーズを通した統一解釈)
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