2004年JRCA合同会議

●3月4日 機械振興会館
  0. 前会長挨拶
自分を含めて発足当時の個人役員はすべて前年度の終了をもって辞任するが、大変優秀な評議員に助けられ、会長としてここまでやってこれた。評議員はじめ、これまで支えてくれた企業、主催者の皆さんにもお礼を言いたい。JRCAが今後もラリー発展のために大きく役立つことを願っている。
1. 2004年度重点実施項目について

1)タイヤ使用本数規制

概要は資料のとおり。以下補足。
・経費をただ削減するだ
けでなく、使用本数規制によって削減された費用を
 プロモーションや協賛などに向けることで、予算をより効果的に使うことができる。
・主催者だけでなく、会員にも趣旨を説明して理解を求める必要がある。
・JRCAは規則を作ることはできないが、会員に提案し、JAFに提案していくことで、
 定着化、規則化につながっていくので、今後もこのような方向で進めていくのがよいだろう。

2)安全性の向上

1.LSO提案による推奨備品
 推奨備品については資料のとおり。以下補足。
 ・LSOの講習会経験者によれば、非常に興味深くためになる内容であったとのことであり、この知識・技術を
  身につければ一般社会にも貢献できることから、JRCA会員もできるだけ機会を作って受講することが望ましい。
 ・LSOへの入会はJRCA発足当初から検討されていたが、当時は予算がまったくなかった。
  本年は入会を視野に入れた議論をしてもよいのではないか。

2.救急医師の派遣について
 概要は資料のとおり。以下補足。
 ・当初案のように派遣実費をJRCAが全額負担するよりも、JRCAは一部負担としてその差額をLSO講習会などに
  まわすほうが良いのではないか、という意見が出されたため、費用負担をどうするかについては保留となった。

3.予備消火器の準備奨励
 資料のとおり。

3)プレス対応の向上
概要は資料のとおり。これをもとに次のような意見が出された。
 ・主催者とプレスのコミュニケーションが向上することで、取材しやすくなり、ひいては報道内容の質も量も
  向上するはず。プレス対応を改善することは、全日本ラリーのイメージアップに重要な役割を果たすことが期待される。
 ・主催側でプレス担当者を用意しても、適切な撮影場所などの指定は難しいのではないか。
  →ベテラン記者の間でイベントごとに「幹事」を受け持ち、メディアのまとめ役として主催者へのアドバイスをしたり、
   連絡役、監督役を引き受けてもらってはどうか。
  →記者側として対応可能。JRCAホームページにもその旨掲載しておけば、初めて全日本ラリーを取材する記者は、
   「幹事」記者にまずコンタクトを取り、取材方法などについてアドバイスを受けることもできる。
 ・各主催者側も早期にプレス担当者を決め、各イベントホームページにて公開してもらうことが望ましい。
  (JRCAホームページから各イベントホームページにリンクしている。)
 ・グラベルラリーの場合、取材に現れた車両がグラベル走行に不適当な場合がある。
  →取材申し込みがあった時点で、適切な車両でないと取材できない旨説明する。
 ・プレスであることがはっきりわかる(観客、オフィシャルとはっきり区別できる)ような
  タバード(ベスト)があったほうがよい。
  →JRCAで一括制作(100~200枚程度?)し、主催者でまわしてもらってはどうか。
 ・プレスブリーフィングに出席することは安全な取材のための必須条件なので、ブリーフィングに出席しないと
  タバードがもらえない・タバードを着用していなければコースに入れない、などといった、ブリーフィング出席を
  徹底するための工夫が必要。
 ・新評議員の中でプレス対応向上策担当者を決めてフォローしていくことが望ましい。
  また、プレス対応以外の案件についても、それぞれ担当者を決めて対応していくほうがよいだろう。
3Extra)第2回役員会で出された「ひえつき」取材申し込みへの対応について
 ・テレビ宮崎「深夜開店 乱PUB」(毎月最終金曜日深夜1:28~1:58放送)、平均視聴率3~5%。
  「ひえつき」放送枠は10~15分程度で、必要とされる取材費用は20万円。
 ・回答締め切りが今週末で、費用対効果がどれくらいか、どのような番組か、調査する時間がない。
  ⇔テレビ放送はほとんどの場合、直前に放送枠が決まる。このような話が今後あるとすれば、
   今回と同じようなタイミングでの打診になる可能性が高い。
 ・ラリーのイメージを傷つけるような番組だったらどうするのか。
  「ひえつき」は椎葉村がバックアップしているが、椎葉村の品位を落とすようなことはないのか。
  ⇔テレビ番組全般は放送倫理協会によって監視されているので、あまりにもひどい内容の番組は滅多にないと思われる。
 ・最終的には編集者の意向に委ねなければならないが、取材時にある程度こちらの要望も聞いてもらえるはずであり、
  椎葉村のPRも盛り込んでもらえれば、椎葉村にとってもメリットになる。
 ・今回JRCAが全額負担すると、他のイベントで同じような話が出たときも同様にできるかどうか。公平性に疑問がある。
 ・賛否両論あったが、最終的に、今回はテストケースとして取材費20万円をJRCAで全額負担することに決定した。
2. JRCA統一制作物について
1)制作物とその仕様

 ・廃止:JRCAロゴ入りストラップ
 ・仕様変更して復活:JRCAステッカー
 ・新規制作:リグループカード
  車両申告書(印刷はせず、データをホームページに公開)
  →本会議用に用意された見本に予備消火器本数の記入欄を追加する。
  →プレス登録書(取材申込書)も制作する。
 ・仕様変更:申込用紙(車両区分を追加/印刷はせず、データをホームページに公開)
  現行品で綴じ穴のないもの(タイムカードなど)は、追加注文時に穴あき仕様に変更
2)04年版「手引書」について
 ・規則に対応して改訂
  -ラリー行程表の表記(SSの次の行にロードセクションのスタート時刻を入れる)など
 ・リグループカードの説明の項を新設
3.

JRCA一括協賛について
昨年に引き続き実施する。詳細は申し込み締め切り後、各企業、各主催団体に通知する。
ただし、「ひえつき」と「東京ラリー」については別途、早急に進める。

4. 主催者による各イベントPR(省略)
5. その他
・ラリー車両のN化を推進する立場から、JAFに対して全日本選手権タイトル対象者は
 RN車ドライバーに限定するなどの規則改訂の要望を出してはどうか。

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