第三回役員会のまとめ ●2000年8月30日(水)JAFモータースポーツ局会議室にて開催 |
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● 協議内容(検討順) |
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1) | 二輪駆動部門との協力について 1. 二駆部門の中心的出場者である高崎正博氏から二駆部門の現状について報告 ――「一昨年から一部の主催者と出場者で懇談会を数回開催し、自分たちのできるところから改善していこうという目的で協力関係を築きつつある。たとえば、採算ラインを超えた場合にエントリーフィーを一部返金する取り決めや、舗装タイヤ導入の際には新規購入するタイヤが無駄にならないよう複数の主催者で連携し、あらかじめどのイベントで舗装タイヤが使えるかという情報をエントラントに提供するなどのことが、協議の結果実現した。今後も『自分たちでできることから』を基本として、当分は組織を作らず、現状を保つ方針。」とのこと。 2. JRCA役員会は、二駆部門の主催者、出場者にも、「部門」にこだわらず「全日本ラリー」の主催者、出場者としてJRCAに参加してほしいと考えている。 3. 高崎氏に資料を託し、高崎氏から二駆部門の懇親会でJRCAのことを取り上げてもらう。 |
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2) | JAFへの要望書の内容について 1. 青森の件に関しては、素朴な疑問として「本当はどうだったのか?」と誰もが思っている。これに対してJAFの公式見解を明らかにしてほしいと要望するのは自然なこと。 2. SSの実施条件が明文化されているにも関わらず、手続きの不備を指摘されるケースが後を断たない。こういう状況を改善するために、具体的方法について説明会を開いてもらうとか、警察に行くときにJAF職員に付き添ってもらうことなどは、要望してもいいのではないか。 3. 二駆と四駆の分離や、ラリーの総距離を伸ばすような規則(ラリーの最低距離制限、総行程に対するSS距離の比率制限)は、すべてが省エネ化、コンパクト化している現代の時勢にも合わない。そういうものを廃止するよう要望することは無理のないことと考えられる。 |
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3) | JAFモータースポーツ局長との懇談 JRCA正式発足の報告のあと10分程度懇談。局長は、「SSの実施についてはいろいろ意見がある。日本のラリーが海外のラリーと違うところがあることも承知している。今後、多くの人の意見を聞き、JAFモータースポーツ専門部会、審議会に諮ってラリーを振興していきたい。」と語った。 |
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4) | 会員の拡大について 1. 事前に作成されたJRCAへの入会案内配布先候補リストにもとづいて、各企業会員候補との交渉担当者を決定。また、ショップへの配布はリストどおりで決定。 2. ACKについては再度勧誘する。また、赤井川では徳尾氏が審査員になっていることから、ラリー前夜の出場者交流会への参加もよびかける。AGMSCについては当分静観する。 3. ラリーに来ているメカニック、サポーターなども会員にしてはどうか、という提案あり。→どう扱えばよいか、次回までの宿題。 |
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5) | 会員の関与促進について 1. 役員は「雲の上の人」という気持ちが若い人にあることは想像できるし、意見を自由に出してくれと言っても誰からも出ていない。そういう状況を解消するための具体的方策について案は出たものの、意見が分かれた。 2. 上記方策案の中で一つだけ決定したのは、会員通信の末尾に毎回「提案・質問提出用フォーム」を付けること。これによって、いつでも直接意見が出せるということがより明確になる。 |
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6) | JRCAウェブサイトついて 1. ダートラ選手会からの共通サーバ取得の申し出については、「RallyX.netでJRCAのセクションを作ってもらっているので、当分はそれだけにしておく」と回答する。 2. 表紙の写真にクルマが映る場合、外国車より国産車のほうが好ましい、会員企業のものを平等に、という方針。→観客だけでクルマが映っていない写真が採用された。 |
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7) | ギャラリーステージ振興支援について 1. 今年の最終2戦の主催者に対して、スポンサーからJRCAが一括して(ギャラリーステージチケット購入者に対する)プレゼント商品を調達する案については意見が分かれた。賛成派は「小さなことでもJRCAとして支援したという実績になる、いずれにしても商品提供はすることになるからJRCA一括のほうが手間が省ける、せっかく出した商品を何に使われるかわからないよりも用途が最初から限定される(ギャラリーへのプレゼント)ほうがよい」という意見。反対派は「全部の主催者にそれをすると大変、品物を提供するよりももっと別の形での盛り上げ方を提案すべき」という意見。この結果、MCSCとマッコーレには「物品の調達ではなく、別の部分でステージ盛り上げに協力する」ことを決定。 2. 主催者への支援は、「ギャラリーステージが開設される場合にのみステージの盛り上げに協力する」というスタンスを取るべきだという意見あり。 |
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8) | メディアの理解と協力を得る方策について 1. 発足時の記者発表会はプレスに対して好評。1年に2回程度、プレスとじっくり意見交換する機会を設けたほうがいい。 2. 「JRCAベストオーガナイザー賞発表」など、媒体に取り上げられる機会を作っていく。 |
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9) | 予算計画について 役員会の会場費、交通費、事務経費だけで年間300万円程度はどうしても必要。ただし、実績がないものに対して誰もお金は出さないので、多少苦しくても、当分は役員の協賛資金で運営する。会員から協賛金を集められるようになるのは再来年か? |
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10) | 今後の活動計画 具体的な話はまとまらず。 |