全日本ラリー選手権第2戦
 

4月28~30日/愛媛県・上浮穴郡久万高原町周辺
ラリー総距離=1レグ約260km
スペシャルステージ=9本/約60km

勝田範彦が2連勝達成

 2006年全日本ラリー第2戦は、四国山地に位置する久万高原が舞台。 かつて四国ではツール・ド・四国というグラベルの全日本ラリーが91年まで開催されていた。 以降2002年より全日本ラリー2輪駆動部門として復活し、ターマックイベントへと姿を変えた。 そして今年、2駆4駆合併となって、四国の山々に4駆ターボの咆哮が戻ってきた。
 ラリーは1レグ10SSが用意されていた。 緒戦を制した勝田範彦、ターボトラブルでノーポイントに終わったチャンプ 奴田原文雄、そして3年ぶりにラリー参戦となった松井孝夫、前戦2位の ダートトライアラー北村和浩、ツール・ド・四国の時代を知る石田雅之& 石田正史&大庭誠介らに対して、榊雅広を筆頭とするFF勢がどこまで 食らいつくかが注目された。
 天候は朝のうちは曇りだったものの雨が降り出して徐々に雨脚を強め、 さらには霧が出てきてドライバーを悩ませた。 そんななか、序盤から快調なのが勝田。 一昨年グラベルラリーで全日本初優勝をとげたものの、国内屈指のターマッ
クマイスター。 ドライからウェットへと路面が変わっても、その快走は止まらない。 SS2では榊が総合2位のタイムをマークして4駆勢を唖然とさせる。 一方のチャンプ奴田原は勝田に必死に食らいついていくが、総合2番手のまま その差をジリジリを広げられていく。
中盤で松井がSSベストをたたき出したり、霧が深くなってベテラン大庭が好タイムをマークするものの勝田を捉えることはできなかった。
SS8&9と奴田原が連取するも勝田には届かず。最終SS10はナイトステージだったが、霧が深くなってこれ以上の継続は危険と判断されたためキャンセル。
ラリーはSS9までの結果が決着がつき、勝田が緒戦に続きターマック2連勝を飾った。

【全日本ラリー選手権 第1戦 総合結果】
総合順位
ドライバー/コ・ドライバー
氏名
トータルタイム
クラス/順位
1位
勝田 範彦/北田  稔
スバルラリーチームジャパン・インプレッサ
52:33.8
JN-4クラス1位 
2位
奴田原文雄/小田切順之
ADVAN-PIAAランサー
52:45.8
JN-4クラス2位 
3位
松井 孝夫/佐藤 忠宜
アドバンPIAAKYBランサー
52:55.4
JN-4クラス3位 
4位
北村 和浩/晝田 満彦
think3・DL インプレッサ
53:33.8
JN-4クラス4位 
5位
大庭 誠介/高橋  巧
REPSOL-ADVANランサー
53:40.1
JN-4クラス5位 
6位
石田 正史/宮城 孝仁
DLテイン マルシェ ランサー
53:51.3
JN-4クラス6位 
7位
堀田  信/浦野 昭美
DLオサムBRIGランサー
53:59.6
JN-4クラス7位 
8位
飯泉 忠男/石田 裕一
クスコポテンザCMSCランサー
54:29.8
JN-4クラス8位 
9位
炭山 裕矢/沼尾 敬廉
クスコスバルADVANインプレッサ
54:43.6
JN-4クラス9位 
10位
榊  雅広/井手上達也
J&SクスコKYB☆BSインテ
54:43.9
JN-3クラス1位 
注)クラス区分の説明:
JN4クラスは2000ccを超える車両、
JN3は1600ccを超え2000cc以下の車両、
JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両、
JN1クラスは1400cc以下の車両。
Event photo

総合1位(JN-4クラス1位)
勝田/北田組

総合2位(JN-4クラス2位)
奴田原/小田切組

総合3位(JN-4クラス3位)
松井/佐藤組

総合10位(JN-3クラス1位)
榊/井手上組

総合11位(JN-2クラス1位)
山口/船木組

総合27位(JN-1クラス1位)
難波/難波組

総合1位(JN-4クラス1位)
勝田/北田組

久万高原ラリー スタート風景
(JN-3クラス・曽根/桝谷組)
【参考総合結果表】
  2006_rd2.pdf
  2006_rd2.xls
ご注意:ここに掲載の本レポートおよび結果表等はJRCAが独自に取材、入手したものでJAF公式発表のものではありません。従ってJRCA以外から発表されるそれらのものと若干異なる場合や誤りのある場合もありますので、あらかじめご了承のうえ参考資料としてご覧ください。

 

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