全日本ラリー選手権第4戦
 

6月2~4日/福島県東白川郡棚倉町&塙町&鮫川村/白河市/石川郡古殿町
天候 曇り一時晴れ
路面 グラベル・ドライ
ラリー総距離=325km
スペシャルステージ=14本約80km

奴田原文雄が今季初優勝

 全8戦が組まれた今シーズンの全日本ラリー。これまでターマック2連戦を勝田範彦が制しており、対するチャンプ奴田原文雄は緒戦ノーポイント&第2戦 2位と、若干苦しい展開となっている。 グラベルで巻き返しを図りたい奴田原にとって、第3戦はなんとしても制しておきたいところ。
今回のコースコンディションは、路面に砂利が乗るスリッパリーなコンディションで道幅が狭かったりツイスティだったり、さらにはとがった石が出ていたりと、攻略が難しいコースといえた。
 そんななかゼッケン1番「砂利かき役」の奴田原は、そんな不利な状況を吹き飛ばすかのような快走を見せ、レグ1の8SSで2番手石田雅之を大きくリード。レグ2は相手の様子を見ながらラリー巧者ぶりを発揮した奴田原は、ベストタイムこそないものの好タイムをマークし続け、結局石田に20秒の差をつけてゴール。今シーズン初勝利をゲットした。
 また、グラベルイベント緒戦ということで期待されたJN2クラスのブーンX4は、平塚忠博が圧倒的な速さを見せた。レグ1だけでクラスベストタイム6つをマーク。平塚はレグ2以降も猛攻を見せ、ミラージュの田中伸幸に40秒以上の大差をつけて、ブーンX4が全日本ラリー初優勝を飾った。

【全日本ラリー選手権 第4戦 総合結果】
総合順位
ドライバー/コ・ドライバー
氏名
トータルタイム
クラス/順位
1位
奴田原文雄/林   哲 ADVAN-PIAAランサー
1:11:25.3
JN4-1位
2位
石田 雅之/清田 恵次 C-ONE POTENZA LANCER
1:11:45.9
JN4-2位
3位
勝田 範彦/北田  稔 スバルラリーチームジャパン・インプレッサ
1:11:49.1
JN4-3位
4位
田口 幸宏/佐藤 忠宜 アドバンPIAA・KYBランサー
1:12:03.4
JN4-4位
5位
石田 正史/宮城 孝仁 DLテイン マルシェ ランサー
1:12:07.9
JN4-5位
6位
星野  博/渡辺 孝次 クスコ・ポテンザ・CMSC・OZ・ランサー
1:12:51.6
JN4-6位
7位
大庭 誠介/高橋  巧 REPSOL-ADVAN ランサー
1:13:09.7
JN4-7位
8位
岩下 英一/草加 浩平 オクヤマランサーEV08
1:13:28.8
JN4-8位
9位
堀田  信/浦野 昭美 DLオサムBRIGランサー
1:13:37.3
JN4-9位
10位
飯泉 忠男/石田 裕一 クスコポテンザCMSCランサー
1:13:51.9
JN4-10位
注)クラス区分の説明:
JN4クラスは2000ccを超える車両
JN3は1600ccを超え2000cc以下の車両
JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両
JN1クラスは1400cc以下の車両。
Event photo

総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/林組

総合2位(JN-4クラス2位)
石田(雅)/清田組

総合3位(JN-4クラス3位)
勝田/北田組

総合19位(JN-3クラス1位)
アキラ/安東組

総合15位(JN-2クラス1位)
平塚/鈴木組

スタート風景
(JN-4クラス・奴田原/林組)

LEG1ギャラリーSS
(JN-4クラス・奴田原/林組)

総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/林組
【参考総合結果表】
  2006_rd4.pdf
  2006_rd4.xls
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