全日本ラリー選手権第5戦
 

6月23~25日/京都府南丹市
天候 曇り一時晴れ
路面 ターマック・ドライ
ラリー総距離=277km
スペシャルステージ=13本約60km

チャンピオンの貫禄
奴田原文雄がターマックを制す

 6月23~25日にかけて、京都府日吉町周辺において、全日本ラリー選手権第5戦が開 催された。今シーズンの全日本ラリーは、開幕戦、第2戦と続いたターマックラウン ドで勝田範彦が連勝。一方チャンピオンの奴田原文雄は緒戦をノーポイント、第2戦 で2位に入った。第3戦は昨年の台風の影響が消えず中止となり、第4戦のグラベルラ リーでは奴田原が優勝し、シリーズ2位に浮上してきた。勝田はターマックキングの 異名を持ち、今回のターマックラリーで勝って3勝目を挙げて、シリーズ争いをより 有利な状態に持ち込みたいところ。一方の奴田原も、ここで勝っておけば後半戦の戦 い方がかなり楽になる……というか、ほぼ振り出しに戻ることとなる。
 その二人の戦いとなった今回のラリー。レッキが行われた23日は雲が低く垂れ込め て時折雨も降っていた。だがラリー本番となった24日は、早朝こそ雲が広がっていた ものの、好天となり、28度にまで気温も上昇。真夏日を思わせるなかでの争いとなっ た。
 SS1、まずは勝田がベストタイム。だがその後、奴田原がきた。SS2、3で連続ベス ト。SS4~7でも連続ベスト。勝田もSS8でベストタイムをマークしたり、奴田原が 取ったSSでも負けをコンマ秒代にとどめるなど必死の戦いを繰り広げた。ジリジリと 差を広げていく奴田原は、SS11、12でもベストタイムをマーク。SS13は勝田に譲った ものの、トータル10秒以上の差をつけて優勝。前戦に続いて連勝になるとともに、シ リーズでも2位に浮上した。

【全日本ラリー選手権 第5戦 総合結果】
総合順位
ドライバー/コ・ドライバー
氏名
トータルタイム
クラス/順位
1位
奴田原文雄/小田切順之
ADVAN-PIAAランサー
37:01.7
JN4-1位
2位
勝田 範彦/北田  稔
スバルラリーチームジャパン・インプレッサ
37:12. 0
JN4-2位
3位
石田 正史/宮城 孝仁
DL テイン マルシェ ランサー
37:41.2
JN4-3位
4位
松井 孝夫/佐藤 忠宜
アドバン・PIAA・KYBランサー
37:51.8
JN4-4位
5位
北村 和浩/晝田 満彦
think3・DL・インプレッサ
37:59.7
JN4-5位
6位
炭山 裕矢/沼尾 敬廉
クスコスバルADVANインプレッサ
38:31.2
JN4-6位
7位
横尾 芳則/石丸 智之
ARUZE TRD C-ONE CELICA
38:58.2
JN3-1位
8位
杉村 哲郎/松井 和子
ADVAN el WM ランサー
39:05.3
JN4-7位
9位
仲  鉄雄/川北 幹雄
ち~む小城シックスセンスゼロインテグラ
39:07.8
JN3-2位
10位
大庭 誠介/高橋  巧 RALLY TEAMREPSOL-ADVANランサー
39:15.5
JN4-8位
注)クラス区分の説明:
JN4クラスは2000ccを超える車両、
JN3は1600ccを超え2000cc以下の車両、
JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両、
JN1クラスは1400cc以下の車両。
Event photo

総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/小田切組

総合2位(JN-4クラス2位)
勝田/北田組

総合3位(JN-4クラス3位)
石田/宮城組

総合7位(JN-3クラス1位)
横尾/石丸組

総合14位(JN-2クラス1位)
平塚/鈴木組

総合20位(JN-1クラス1位)
廣瀬/中村組

ギャラリー
   

総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/小田切組
【参考総合結果表】
  2006_rd5.pdf
  2006_rd5.xls
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