全日本ラリー選手権第7戦
 

7月21~23日/北海道十勝管内
天候 曇り
路面 グラベル・ドライ
ラリー総距離=約335km
スペシャルステージ=11本約80km

熾烈を極めるチャンピオン争い
奴田原文雄4連勝で首位キープ

 7月21~23日にかけて、全日本ラリー選手権第7戦とかち2006が、十勝管内において開催された。シリーズもいよいよ後半戦に突入する。前戦の優勝でようやくシリーズリーダーとなったチャンプ奴田原文雄だが、次戦を欠場することが決まっており、ここではなんとしても勝たなければ、最終戦へ勝負を持ち込むことが難しくなる。一方 シリーズ2位の勝田範彦は今回2位以内、次戦優勝であれば、最終戦は2位以上でチャンピオンが決まるという状況。特に勝田は前戦でクラッシュからリタイアでノーポイントとなっており、今回はなんとしても生き残ることが求められる。
 ゼッケン1に戻った奴田原だったが、序盤は砂利かき役に苦しみベストタイムが出ない。それでも2番手タイムを連発する。SS3からは路面もよくなり4連続ベストタイムをマークして、2番手の勝田を引き離す。だがSS7で奴田原はタイヤトラブルに見舞われて17番手タイム。レグ1終了時点では勝田に3.6秒差にまで詰め寄られてしまった。だが奴田原はそのタイム差に動じることなく、一夜明けたレグ2では、最初のSS9から始まって最終のSS11までの全SSでベストタイムをマーク。逃げ切って4連勝をあげるとともに、シリーズリーダーの座を守りきった。

【全日本ラリー選手権 第7戦 総合結果】
総合順位
ドライバー/コ・ドライバー
氏名
トータルタイム
1位
奴田原文雄/小田切順之 三菱ランサーエボリューション
53:59.1
2位
勝田 範彦/北田 稔 スバル インプレッサWRX
54:08.4
3位
石田 正史/宮城 孝仁 三菱ランサーエボリューション
54:32.8
4位
石田 雅之/清田 恵次 三菱ランサーエボリューション
54:33.4
5位
炭山 裕矢/沼尾 敬廉 スバル インプレッサWRX
54:39.5
6位
大庭 誠介/高橋 巧 三菱ランサーエボリューション
55:26.4
7位
星野  博/佐藤 茂樹 三菱ランサーエボリューション
55:28.0
8位
岩下 英一/高橋 昭彦 三菱ランサーエボリューション
55:34.6
9位
高田  修/田中 直哉 三菱ランサーエボリューション
55:38.7
10位
飯泉 忠男/森  公聖 三菱ランサーエボリューション
55:39.2
注)クラス区分の説明:
JN4クラスは2000ccを超える車両、JN3は1600ccを超え2000cc以下の車両、JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両、JN1クラスは1400cc以下の車両。

Event photo

全日本総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/小田切組

全日本総合2位(JN-4クラス2位)
勝田/北田組

全日本総合3位(JN-4クラス3位)
石田(正)/宮城組

全日本総合4位(JN-4クラス4位)
石田(雅)/清田組

全日本総合5位(JN-4クラス5位)
炭山/沼尾組

全日本総合15位(JN-3クラス1位)
横尾/石丸組

全日本総合13位(JN-2クラス1位)
田中/遠山組

上位3台
ドライバー&コ・ドライバー
【参考総合結果表】
  2006_rd7.pdf
  2006_rd7.xls
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