全日本ラリー選手権第7戦
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全日本ラリー選手権第7戦
カンカン照りで気温が36℃を越えた金曜日に続き、土曜日の朝も晴天に恵まれた。SS1は石田、勝田、北村がトップ3を形成し、早くもラリーは開幕からのターマック3連戦と同様の展開を予想させる。SS2でベストタイムを奪った勝田範彦が首位に立つと、SS3では北村和浩がベストタイムを奪い2位に浮上とめまぐるしい。この3人が圧倒的なスピードでトップ争いを繰り広げ、奴田原、炭山はどんどん離されていく。SS3を終了した時点で1位勝田から3位石田まではわずか3.6秒、いっぽう、3位石田と4位炭山の間はすでに19.5秒に開いていた。 しかし早くもSS2から異変の兆候は見え始めていた。天気予報とはうらはらにぽつりぽつりと落ち始めた雨は、ラリーがSS4に達する頃には土砂降りに。こうなると形勢は一気に逆転し、奴田原が最速タイムをたたき出す。勝田はこの6kmだけで奴田原 さらに後方では重大な事故が発生する。ガードレールにラリー車がぶつかったはずみで、そのすぐ外側にいた3人の記者がはじき飛ばされ、重傷を負ったのだ。救助活動のためラリーはその時点で中断され、最終的にSS4をもって競技は打ち切りとなった。 その後、現地でJAFの緊急ラリー部会が召集され、全日本選手権認定基準であるSS実施距離30km以上という条件にはわずかに及ばないが、特例として今回のラリーを全日本選手権として認定することが決定された。勝田はこれで今季5勝目となり、初めての全日本ラリーチャンピオン獲得を確かなものにした。 JN-3クラスは榊雅広、JN-2クラスは田中伸幸、JN-1クラスは廣瀬康宏が制した。
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【全日本ラリー選手権 第7戦 総合結果】(出走49台/完走40台)
以下の車両、JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両、JN1クラスは1400cc以下の車両。 【ドライバーズ総合ランキング】(10戦中7戦終了時)
すなわち:1位16.0pt、2位12.0pt、3位9.6pt、4位8.0pt、5位6.4pt、6位4.8pt、7位3.2pt、8位2.4pt、9位1.6pt、10位0.8pt
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【参考総合結果表】
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