平素よりJAF加盟団体ジェイアールシーエー(JRCA)の活動に、ご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございます。当団体は、国内ラリーの振興と発展、認知向上を目的に、選手、主催者、メディアが一体となって活動をしている団体です。これまでも、選手、メディア、ファンからのさまざまな意見をもとに、JAFや主催者と連携し、競技規則やルールの改定、救急体制の充実化、トラッキングシステム導入の奨励活動といった事柄に関与し、さらに、動画配信や速報配信、ガイドブックの作成といったプロモーション活動も継続的に実施してまいりました。

これもひとえに、全日本ラリーの主催者をはじめ、開催地域の自治体と住民の方々、協賛企業各社、参加チームや選手、ファンの方々など、国内ラリーに関わるすべての皆様のご尽力の賜物と思い、感謝申し上げます。
近年では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、さまざまなイベント、行事が中止や延期となり、ラリーをはじめとする各種モータースポーツイベントも思うように開催できない状況が続いておりましたが、主催者様ならびに多くの関係自治体様、協賛企業様から変わらぬご支援・ご協力をいただけましたことを改めて御礼申し上げます。

また、昨年は、日本では14年ぶりとなるWRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが愛知・岐阜エリアで開催され、世界最高峰のマシンや選手の迫力ある走りを間の当たりにし、これまでラリーというモータースポーツを知らなかった方々にも広く興味をもってもらうきっかけになったのではないかと感じております。

WRCのみならず、国内のラリーも、選手、チーム、ファン、主催者、地元自治体、行政などからの継続的なご支援・ご協力なくして活動をすることはできません。
JRCAでは、今後も多くの方々と連携し、他のスポーツ同様、新たな競技人口およびファンの獲得、若い世代の選手の育成、ラリー競技の振興・発展・存続などに関与し続けていきたいと思っております。

選手にとってもファンの皆様にとっても、より一層ラリーを楽しめるような環境づくり、ラリー文化の構築を目指してまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

JRCA会長  新井 敏弘