第4回JRCAアワード

 JRCAでは、全日本ラリー選手権の振興・発展に貢献した人や団体を表彰する「JRCAアワード」を2006年に創設しました。この賞は、これらの人や団体への感謝を表すとともに、その功績を讃え広く紹介しようとするものです。第4回の表彰となる2009年度は、全日本ラリー史上初の女性クルーチャンピオンを獲得した大井こずゑ・竹下紀子組に送られることになりました。


・大井こずゑ・竹下紀子組
 JN1.5クラスに三菱コルトでエントリーした大井こずゑ選手は、出場した8戦のうち4戦で優勝し、同クラスでシリーズチャンピオンを獲得しました。モータースポーツで女性がドライバーとして成功するのはどのカテゴリーでも非常に難しいとされており、ラリーにおいても、これまでコドライバーでクラスチャンピオンを獲得した女性は多くいますが、ドライバーズタイトルの獲得は史上初めてのことになります。この快挙は、大井選手のラリードライバーとしての実力により達成されたことは言うまでもありませんが、7戦をともに戦って4勝をあげた竹下紀子コドライバーも重要な役割りを果たしたと考えられます。結果として女性クルーによる初めてのチャンピオン誕生となり、この2名を1クルーとして表彰することになりました。また、女性クルーの活躍は、ラリーを報道するテレビ番組やニュースでも優先的に取り上げられるなど大きな注目を集め、従来のラリーファンのみならず、より広い層にラリーの奥深さ、面白さを知ってもらうことにつながったと高く評価されました。

左から大井こずゑさん・竹下紀子さん、小西会長
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