全日本ラリー選手権第6戦
 

7月7~9日/北海道十勝管内
天候 曇り一時晴れ
路面 グラベル・ドライ
ラリー総距離=約1065kmkm
スペシャルステージ=16本約225km

チャンピオンの貫禄
奴田原文雄が3連勝

 7月7~9日にかけて、全日本ラリー第6戦ラリー北海道が、十勝管内において開催された。このイベントはアジア・パシフィックラリー選手権との併催ということで、日本ラリー中最も長く、かつハイスピードなコースとなっていた。コースは数日前からの好天で乾ききっており、前述のコンディションに加えて浮き砂利、さらには所々深々と掘れたワダチができたりと、難しいコースとなっていた。
 今回もチャンプ奴田原文雄とポイントリーダー勝田範彦の戦いになるものと予想された。SS1で勝田がベストタイムをマークして奴田原を5秒リードしてラリーが始まった。だが奴田原がSS2で10秒逆転してラリーリーダーとなる。続くSS3、勝田がコースアウトから自滅してしまい、この時点ですでに、奴田原は2番手の炭山裕矢に20秒以上の大差をつけていた。その炭山はSS5のバーストで石田雅之に逆転されて3位に転落。序盤のシーソーゲームを終えてSS6終了時点のオーダーはトップ奴田原、2番手に石田、3番手に炭山、4番手に田口幸宏となっていたが、奴田原と石田の差は50秒以上、石田と炭山の差は40秒以上、炭山と田口の差は30秒近くと、トップ4台はよほどのことが起きない限り、順位の変動はない。結局これ以降順位の変動はなく、奴田原が磐石の強さを発揮して今季3連勝を飾り、シリーズリーダーの座を手に入れた。

【全日本ラリー選手権 第5戦 総合結果】
総合順位
ドライバー/コ・ドライバー
氏名
トータルタイム
クラス/順位
1位
奴田原文雄/小田切順之
三菱ランサーエボリューション
2:21:51.8
JN4-1位
2位
石田 雅之/安東 貞敏
三菱ランサーエボリューション
2:22:31.2
JN4-2位
3位
炭山 裕矢/沼尾 敬廉
スバル インプレッサWRX
2:23:40.3
JN4-3位
4位
田口 幸宏/佐藤 忠宜
三菱ランサーエボリューション
2:24:27.1
JN4-4位
5位
星野  博/佐藤 茂樹
三菱ランサーエボリューション
2:27:51.3
JN4-5位
6位
飯泉 忠男/石田 裕一
三菱ランサーエボリューション
2:27:52.1
JN4-6位
7位
原口  真/松井 和子
スバル インプレッサWRX
2:29:45.0
JN4-7位
8位
大庭 誠介/高橋 浩子
三菱ランサーエボリューション
2:33:05.8
JN4-8位
9位
田中 伸幸/星野  元
三菱ミラージュ
2:36:02.9
JN2-1位
10位
上村 智也/和泉 孝明
三菱ランサーエボリューション
2:40:29.4
JN4-9位
注)クラス区分の説明:JN4クラスは2000ccを超える車両、JN3は1600ccを超え2000cc
以下の車両、JN2は1400ccを超え1600cc以下の車両、JN1クラスは1400cc以下の車両。
Event photo

APRC部門1位
新井/T.サーカム組

全日本総合1位(JN-4クラス1位)
奴田原/小田切組

全日本総合2位(JN-4クラス2位)
石田(雅)/安東組

全日本総合3位(JN-4クラス3位)
炭山/沼尾組

全日本総合4位(JN-4クラス4位)
田口/佐藤組

全日本総合7位(JN-2クラス1位)
田中/星野組

全日本総合11位(JN-2クラス2位)
伊藤/地神組

セレモニースタート前ラリーショー
  
【参考総合結果表】
  2006_rd6.pdf
  2006_rd6.xls
ご注意:ここに掲載の本レポートおよび結果表等はJRCAが独自に取材、入手したものでJAF公式発表のものではありません。従ってJRCA以外から発表されるそれらのものと若干異なる場合や誤りのある場合もありますので、あらかじめご了承のうえ参考資料としてご覧ください。

 

トップページに掲載の協賛各社(一部除く)のホームページにもイベントの結果レポートが記載されます。ぜひご覧ください。


JRCA Homepage