全日本ラリー選手権第9戦
M.C.S.C. Rally 34th Highland Masters 2006
10月20~22日/岐阜県高山市・丹生川村周辺
天候 晴れ
路面 グラベル
ラリー総距離=約280km
スペシャルステージ=10本約70km
奴田原文雄が5年連続&
初の総合チャンピオン獲得
最終戦を前にシリーズ総合チャンピオン争いはトップ勝田範彦にポイント差わずか2点で奴田原文雄が追う展開になっている。毎年最終戦を務めるラリーハイランドマスターズは、荒れた路面から一名「カーブレイクラリー」とも言われる。バーストすることなくマキシマムアタックをしなければならないため、ドライバーは一瞬の気の緩みも許されない。
ラリー序盤は前戦で初優勝を遂げた炭山裕矢がトップ。2番手に奴田原。勝田はバーストなどで6番手と大きく出遅れた。セクション2に入ったSS5、ここでなんと勝田がリタイアしてしまった。これで奴田原は9位以内に入ればチャンピオン決定。このチャンスを生かし、奴田原は走りを完走ペースに切り替えた。
この結果、奴田原は無理することなく3位でゴールし、5年連続のチャンピオン獲得と同時に、今シーズンから導入された総合チャンピオンも獲得した。
ラリーのほうはこのラリーを得意とする奴田原文雄、田口幸宏、炭山裕矢、石田雅之の4人がトップ集団を形成。だが炭山がSS7のバーストで20秒ロスして4位転落。奴田原は自分のペースを守り抜いて3位。石田vs田口のトップ争いとなったが、このラリーを得意とする田口が競り勝って、石田は2位、田口は有終の美を飾ることとなった。
結果、年間の総合チャンピオンは奴田原、2位に勝田、3位に石田となった。
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