JAFへの要望に対する回答

9月5日付で、「JRCA活動報告とご協力のお願い(第一次)」を、JAFモータースポーツ局に宛てて提出しました。これに対し同局からは、9月27日付で書面による下記回答が出されました。宛先は「JRCアソシエイション会長桜井幸彦殿」、差出人は同局局長田村勝敏氏、文書番号は「JAF-SP-547-2000」となっています。
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JAFからの回答
JAFからの回答は3項目に分けて書かれていました。

(1)第1項:
「1.全日本ラリー選手権四輪駆動部門第8戦『ツールド東北』が、オーガナイザーの当初の企画通りに公認されなかった経緯および理由については、既にオーガナイザーの代表の方に十分説明申し上げ、ご理解頂いていると思いますが、同代表が貴アソシエーションの役員を務められていることでもあり、同代表が同席する所で貴方に改めて説明しても良いと考えています。」
 これは、「2.ご協力のお願い」に対する回答であると役員会では理解しました。
 同局の意向としては、10月5日に東京で開催する役員会に、CMSC青森代表が出席するのであれば、その際に説明をするのはやぶさかではない、ということでしたが、あいにくCMSC青森代表の都合がつかず、同日の役員会で説明を受けることはできませんでした。

(2)第2項:
「2.来年の全日本ラリー選手権に関する規則、手続きなどの周知を図るため、例年に倣い、今年末に『全日本ラリー選手権オーガナイザー会議』を開催する予定です。」
 これは、「3.今後の課題についてご検討のお願い」(1)の?に対する回答と理解しました。
 JRCAとしては、来年のシリーズ運営は、主催者、出場者、協賛企業が以前よりも互いに協調した形で実現したいと考えています。そのために、主催者全員と役員が話し合う機会を作る方針で準備をすすめていますが、この話し合いを効率よく行うには、主催者とJAFとの間でどのようなことが話し合われたかを正確に把握しておく必要があると考えます。前提とするものが正しく理解されていてこそ、適切な話し合いが期待できるからです。そこで、上記主催者会議を傍聴させてもらうことはできないものか、今後調整を図っていくつもりです。

(3)第3項:
「3.今後のラリーのあるべき姿をラリー部会に検討して貰っている所ですので、『今後の課題』に関する貴方の要望もその審議の過程で同部会に紹介します。」
 これは、3.の(2)および(3)への回答であると思われます。
 規則の制定、変更などは、ラリー部会とモータースポーツ審議会を経るのが通常の手続きである以上、この回答は当然のことを言ったまでで、その先がどうなるのかは、現段階で答えが出せるものではないと理解しています。
 また、この文章のすぐ後に、
「なお、オーガナイザーがラリー開催を企画する段階で事前折衝のため開催予定場所の関係諸官庁に当方が直接出向くことは非常に難しいと思います。」と、つけ加えられていました。これは、3.の(1)の?への回答と理解できるでしょう。
 JRCA役員会では、今後も正しい認識に基づく正当な要求を外部に提出していきたいと考えています。そのためには、会員が何を求めているかということを正確に把握することが必要です。さらに、会員の多くが求めているものであるということを、誰が見ても納得できるような形にまとめなければなりません。数字による裏づけは、そのための有効な手段になるはずです。
 このような考えから、JRCA事務局からアンケートへのご協力をお願いすることが今後もあると思われますが、その際には、どうぞよろしくお願いいたします。一人一人の協力が大きな力となることを信じて、JRCAは今後も活動を続けていきます。


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