競技

2輪駆動部門第1戦
ツール・ド・九州2005in七山
4月8~10日/佐賀県・七山村
路面=オールターマック
SS本数及び距離=12SS、約50km
参加台数=60台(Aクラス22台、Bクラス32台、Cクラス6台)
●スケジュール
4月8日:13時よりレッキ開始、18時より参加受付
4月9日:8時50分より開会式、10時01分に1号車スタート、18時39分に1号車ゴール
4月10日:9時より抽選会及び撮影会、10時より表彰式及び閉会式
●スタート:七山村役場=佐賀県東松浦郡七山村滝川1254(スタートゲートより1台ずつゆっくりと形式的にスタートしていきます)
●サービスパーク:七山村役場/12時頃と15時頃に競技車両が戻りサービス作業を受けます。(一般の方が立ち入れない場合がありますので、係員の指示に従ってください。なおラリーの進行上スケジュールが変更される場合があります)
●ギャラリーステージ
4月9日午前11時に七山村役場集合(主催者の指示に従って、観戦場所へ移動してください)
観戦料金:一人1000円(プログラムと保険料含む)
昼間のスペシャルステージ2本を観戦可能
※詳細につきましては、必ず下記主催者にお問い合わせください。

イベント概要

 例年になく長いインターバルが終わりを告げる。全日本ラリー2輪駆動部門はツール・ド・九州2005in七山から開幕だ。昨年11月の最終戦から約4ヶ月。全日本ラリーストたちは05年に向けてマシンの熟成を続けてきた。その仕上がりは? さらに、昨シーズンの2輪駆動部門各クラスのチャンピオンたちは、部門の移動などでほとんど05シーズンの2輪駆動部門には参戦しない。新チャンピオンを探る意味でも、開幕戦は非常に興味深いものとなる。
 Aクラスの注目は、昨年シリーズ3位の若槻幸治郎(マーチ)だ。チャンピオンの天野智之はラリージャパンに焦点を絞り不参加。シリーズ2位の高崎巧は新型マーチで参戦を予定していたがマシン製作の都合上、今回のみ不参加となっている。打倒若槻の最右翼は04年ジムカーナN2クラスの矢島融(シティ)、そして昨年は全日本ラリー活動を休止していたが03年シリーズ3位の加藤博志(シティ)といったところ。このほか03年2輪駆動部門Cクラスチャンピオンの長谷川哲(スターレット)、04年ヴィッツラリーチャンピオンの室田仁(スターレット)がどうからむか? また地元の藤木審哉がRX-7のNAを持ち込んでおり、この活躍も注目される。
 Bクラスでは、2年連続チャンピオンの飯泉忠男が4輪駆動部門Cクラスに移動。昨年最終戦まで飯泉とチャンピオンを争ったアキラ(セリカ)が有力。だがここ七山村の林道は独特のリズムがあり、地元スペシャリストたちの独壇場となる。七山キングと呼ばれる榊正広(インテグラ)、七山番長の松尾薫(シビック)など、ここだけは負けられないと意気込んでいる。彼ら地元に、全日本のアキラをはじめ森博喜(セリカ)、上原淳(インテグラ)などがどこまで食らいつくことができるか? また02年にチャンピオンを取って以来全日本ラリー活動を休止していた石城健司も要チェック。石城は昨年飯泉が使っていたインテグラを手に入れての参戦ということで、かなりの走りが期待できそうだ。
 Cクラスでは、なんといっても注目は三好秀昌のフェアレディZだろう。昨年はシリーズ中盤のクラッシュから、後半戦は参戦を断念した三好。ほぼ8ヶ月ぶりに全日本に戻ってくるZが、どこまで熟成されているか、非常に興味深いものがある。参戦3年目ということで三好も是が非でもタイトルがほしいところ。三好&Zのライバルは大庭誠介(スターレット)。昨年の世界ラリー選手権ラリーGB(グレートブリテン)ではグループN4位に入るなど、大ベテランの味は昨年も至る所で発揮された。この2人に全日本ラリーきっての若手ドライバー明治慎太郎がどこまで食らいついていけるかも楽しみだ。また山崎庸由がアコードを持ち込んでおり、どんなポテンシャルを発揮するかも興味深い。
 今回主催者がかかげているテーマは「地元とのふれあい」。地元の理解があってこそ開催できるラリーということで、今年は表彰式会場に地元の方やギャラリーを集めての、豪華賞品をそろえての抽選会が開催される。地元の方がラリーに触れ、理解を深めてもらえることを期待したい。

主催/参加・観戦・取材のお問い合わせ

ツール・ド・九州2005in七山組織委員会・事務局シチダガレージ内
TEL:090-8412-3549
HPアドレス=http://ww21.tiki.ne.jp/~gravel-msc/


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