全日本ラリー選手権2輪駆動部門第3戦
シンフォニーラリー 2005 in ひよし
6月24～26日
場所＝京都府船井郡日吉町周辺
路面＝オールターマック
SS本数及び距離＝10SS、約50km
参加台数＝60台（Aクラス18台、Bクラス35台、Cクラス7台）

●スケジュール
6月24日（金）：6時よりレッキ開始（見学はできません）
6月25日（土）：14時01分に1号車スタート、25時30分1号車フィニッシュ
6月26日（日）：8時30分より表彰式

●セレモニアルスタート：午前14時01分より日吉スプリングスパーク内『スプリングスひよし』（京都府船井郡日吉町中宮ノ向８番地）・スタートゲートから1台ずつゆっくりと形式的にスタートしていきます。

●サービスパーク：日吉スプリングスパーク内『スプリングスひよし』。サービス時間は25日（土）の18時頃から約2時間、23時30分頃から約1時間30分の予定。サービスを見学したい方は下記主催者にお問い合わせください。なお、状況によってはサービスパークに一般の方が立ち入れない場合がありますので、サービスを見学する際は、係員の指示に従ってください。なおラリーの進行上、当初のスケジュールが変更される場合がありますので、ご了承ください。

●ギャラリーステージ：設定なし

●セレモニアル・フィニッシュ：深夜につき予定なし。

　久しぶりに全日本ラリーイベントにニューフェイスが登場する。今回開催されるシンフォニーラリーは、長く近畿の地方選手権ラリーを開催してきた実績あるクラブ。クラブ一同の長年の夢として、いつかは全日本ラリーを主催したい、というものがあった。その夢が実り、今年全日本ラリーを初開催することになった。ドライバーが全日本を目指すように、主催者もやはり国内トップを目指して励んでいる。一つ残念なのは、今回ギャラリーステージが設定されていないこと。だがこれは、ギャラリーステージに手間をかける前に、自分たちのラリーをしっかり主催したい、という主催者のヤル気の現われともいえる。

　そのシンフォニーラリー 2005 in ひよしの舞台は、京都府北部の北山杉などの美林で有名な地域。ハイスピードありテクニカルありと変化に富んだターマックコースで、どんな戦いが繰り広げられるかが楽しみだ。

　毎戦勝者が違うＡクラス。前戦の覇者・島田雅道は主催者の一員としてラリーを作る側に回っている。緒戦優勝の矢島融（シティ）、前戦２位の山本剛（シティ）に、グラベル路を得意とする若槻幸治郎（マーチ）、緒戦３位の好デビューを飾った藤木審哉のＲＸ－７がどんな戦いを挑むかが注目だ。

　Ｂクラスは２連勝の榊雅広（インテグラ）と連戦２位のアキラ（セリカ）の対決が見もの。アキラは昨年の4駆2駆併催戦では優勝したことがあるが、いまだライバルが揃う２輪駆動部門単独戦のＢクラスで競り勝ったことがない。ベテラン榊に対して、一度「勝ち味」を覚えてしまえば、チャンピオン争いも楽になるであろうアキラの走りに期待したい。

　Ｃクラスは三好秀昌フェアレディＺが崖っぷちだ。三好の２戦連続リタイアに対して大庭誠介が２連勝。ここで三好が一矢報いなければ、残る３戦のうち２戦がグラベルイベントなだけに、三好のシリーズチャンピオン奪取に赤信号がともることになる。背水の陣となった三好＆フェアレディＺの熱い走りと大庭のベテランらしいクレバーな走り、どちらに勝利の女神は微笑むのだろうか？