競技
全日本ラリー選手権4輪駆動部門第1戦
ひえつき'05
5月21~22日
路面=オールグラベル
SS本数及び距離=12SS、約50km
参加台数=38台(Aクラス5台、Bクラス7台、Cクラス22台、オープンクラス4台)
●スケジュール
5月20日(金):9時30分よりレッキ開始
5月21日(土):7時より受付、10時01分に1号車スタート、23時00分に1号車ゴールの予定
5月22日(日):10時より椎葉村運動公園体育館にて表彰式
●セレモニアルスタート:椎葉村役場横駐車場(10~11時)。スタートゲートより1台ずつゆっくりと形式的にスタートしていきます。
●サービスパーク:椎葉村運動公園/14時頃と19時頃に競技車両が戻り、サービス作業を受けます。ただし、運動公園への取り付け道路は、一般の方の車両は通行できません。サービス風景をご覧になりたいギャラリーの方々は、各自の判断で周辺にクルマを止めて、運動公園まで約800mを徒歩にて上ってください。また状況によってはサービスパークに一般の方が立ち入れない場合がありますので、係員の指示に従ってください。なおラリーの進行上スケジュールが変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
●ギャラリーステージ
5月21日8~9時(時間厳守)の間に宮崎県東臼杵郡椎葉村物産センター平家本陣に集合。集合場所からギャラリーステージまで、各自に移動用地図が渡される予定です。指示に従って観戦場所へ移動してください。観戦林道は一箇所で、計3回のアタックを観戦可能。
観戦料金:一人1000円(プログラム代含む)
※詳細につきましては、必ず下記主催者にお問い合わせください。
イベント概要

 昨年、日本で初めて世界ラリー選手権ラリージャパンが開催された。全日本ラリー4輪駆動部門のレギュラーメンバーのほとんどが参加し、世界のワザを目の当たりにして彼らは畏怖を覚えながらも切磋琢磨を誓った。05年全日本ラリー選手権4輪駆動部門は、昨年10月末に行われた最終戦から、実に7ヶ月のインターバルをおいての開始となる。この7ヶ月、テクニックの向上もさることながら、マシンのセットアップに励んだドライバーが多いようだ。FIAルールに準拠したRN車両が国内ラリー車両規定に設けられて今年で3年目。これまでのRB車両からRN車両にスイッチするドライバーが多く見受けられる。そういう意味でも05年開幕戦の「ひえつき'05」は、非常に注目度の高いイベントといえるだろう。
 各クラスの見所を見ていこう。Aクラスは昨年まで3人の常連ドライバーたちの戦いだったが、ことしはその内の一人である島田雅道が参加せず、04年Aクラスチャンピオンの平塚忠博と03年Aクラスチャンピオンの小野寺清之の争いとなるだろう。Bクラスは、06年から4WDターボのターボなし車両、つまりRB車両が全日本ラリーに参加できなくなるため、いわば「最後のチャンピオン」を賭けた戦いがスタートする。04年チャンピオンの原口真をはじめ往年のベテラン大嶋治夫や田中伸幸、関根正人らの戦いとなるだろう。これに、地元九州の若手ドライバー下川智之がどれくらい食いついていくかも注目だ。
 そしてCクラス。前人未到の全日本Cクラス6度目のチャンピオン獲得を目指して奴田原文雄が万全の体制で臨んでくる。ただ奴田原は前週に行われるWRC第6戦キプロスに参戦してから椎葉村に直行するだけに、長旅の疲れが心配される。打倒奴田原を誓うのは、チームメイトの田口幸宏、インプレッサのチャンピオン奪回を目論む勝田範彦と鎌田卓麻、そしてベテランのランサー遣いである石田正史と石田雅之。これに岩下英一や福永修、炭山裕矢ら若手がどうからむがが注目だ。そして楽しみなのが04年2輪駆動部門Bクラスチャンピオンの飯泉忠男。2年連続でチャンピオンを獲得して、満を持してのステップアップ。昨年の全日本ラリー4輪駆動部門の北海道ラウンド2戦に、ボロボロのランサー・エボリューションIIを駆ってオープンクラスに参戦して、手ごたえをつかんだという飯泉。どこまで食いついていけるか、注目したい。
「ひえつき」は20年の長きに渡って椎葉村の全面的な協力の下、行われてきたイベントだ。昨年日本全国に猛威を振るった台風23号。その影響で椎葉村の道路は壊滅的な打撃を受けた。一時は05年の「ひえつき」開催が危ぶまれるほどの状況だったが、JRCAをはじめラリー関係者の援助活動などもあり、ラリーに使用する林道も含めて復旧することができた。「ひえつき」の名物といえば、毎年「ひえつき」の旗を振って応援してくれる村民たち。そういう意味では、日本では数少ない地元とラリーの素晴らしい協力体制が整ったイベントともいえる。ラリージャパンでワークスドライバーたちが「沿道で熱心に旗を振る観客に感動した」と語っていたが、そうした風景は、実は椎葉村では20年前から見られていたこと。観戦に出かける際は、村民と一緒に旗を振ってみるのもいいだろう。

主催/参加・観戦のお問い合わせ

主催/参加・観戦・取材のお問い合わせ
R-10-N事務局:草野忠男
TEL:0982-32-3682(10:00-18:00)
HPアドレス=http://w294.q.fiw-web.net/hietuki.htmもしくは
http://www1.ocn.ne.jp/~r-10-n/


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