大自然を舞台に行われるラリーは、レースと比べて観戦の自由度が大幅アップ! ここでは、観戦エリア情報やチケット情報の入手方法、観戦の楽しみ方をご紹介します。

1. お気に入りの選手とラリーカーを見つけよう

01_J4A0074モータースポーツの楽しみは、自分のお気に入りの選手やラリーカーを応援すること。たとえば出身地が同じ選手や、マイカーと同じラリーカーなどが分かれば、それだけでも全日本ラリーがグッと身近なものになるはずです。興味が湧いたらその選手の過去の戦績なども調べてみましょう。

2. 観戦エリアの情報を得てスケジュールを立てよう

02__J4A20242016年の全日本ラリー選手権はグラベル(未舗装路)3戦、ターマック(舗装路)6戦で構成されています。ラリーカーのダイナミックな動きを楽しむならグラベルラリー、ドライバーの繊細なドライビングテクニックを観るならターマックラリーがオススメです。

ただし、スペシャルステージ区間では自由に観戦することはできません。ラリーによってその数は異なりますが、観客の安全を考慮した観戦エリア=ギャラリーステージが設けられています。ギャラリーステージの情報は主催者のウェブサイトの「観戦情報ページ」から入手することができます。選手が走るタイミングはラリーのスケジュールを表す「アイテナリー」で知ることができます。これらの情報も主催者のウェブサイトから事前に入手して、観戦プランを検討してみましょう。ギャラリーステージはラリーによっては有料チケットや事前受付が必要になる場合も。また、同乗走行やラリーカー以外のマシンのデモランなどが見られるイベントもあります。

3. ラリー観戦の醍醐味は観光とグルメ、各地のうまいものを食べ尽くそう

03_J4A0662せっかく全国各地で開催されているのですから、その土地ならではのおいしいものや歴史的な名所も観戦プランに組み込みましょう。全日本ラリーイベントガイドでは各ラリーの“名物”を紹介しています。最近はラリー期間中に自身でも走行を楽しめる「オートテスト」なども増えてきています。

4. 主催者のホームページにはラリーを楽しむための情報が満載

05_galleryどの全日本ラリーも地域や地元自治体とのつながりを大切にしており、お祭りやほかのイベントと同日開催のところも多くあります。宿泊やグルメ、ラリーの進行に関わる情報、ギャラリーステージの情報などはすべて、主催者の公式ウェブサイトから入手できますので、まずはウェブサイトをチェックしてみましょう。

ラリーの観戦中も、ウェブサイトには役立つ情報がたくさんあります。多くのラリーではウェブサイトでSS速報タイムを公開しています。ラリーカーの走りは目の前に来た時しか見ることができませんが、目の前に来るまで、そして走り去った後も戦い続けている選手たちのバトルは、速報タイムを追いかけていくことで分かります。

また、スタート順が記載されたスタートリストやラリーの遅延などの情報も公式ウェブサイトで公開されています。いつでも見られるようブックマークしておきましょう。

5. ラリー観戦はSSだけじゃない、リエゾンこそシャッターチャンス!

07_15TO3958ギャラリーステージは、安全のために道路よりも高い場所や少し離れた場所に設けられることが多くなっています。そのため、近くで写真を撮りたいと思っても、なかなか難しいものです。一方、移動区間であるロードセクション=リエゾンは、ラリーカーも一般の交通に混じって走るため、その土地ならではの風景を見つけることができればシャッターチャンスも広がります。リエゾンのルートは主催者のウェブサイトにあるラリールートを参照したり、ファンがまとめた情報もあります。もちろん、一般道ですので交通ルールはしっかりと守りましょう。


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モータースポーツには危険がともないます!!

ラリーに限らず、モータースポーツ観戦には危険が伴います。主催者の指示に従い、危険な場所には近づかないようにしましょう。

また、観戦エリアであってもラリーカーがコースアウトしたりクラッシュした部品が飛んでくる可能性もゼロではありません。走行中はなるべくコースに背を向けたりせず、いつでも逃げられる態勢でいることが必要です。