JAF全日本ラリー選手権は、1976年から78年まで開催された「JAF全日本ベストラリースト選定戦」を前身に、79年には「JAF全日本ラリードライバ選手権」、80年からは「JAF全日本ラリー選手権」として開催されてきました。今年で38年目を迎える、国内最高峰のモータースポーツ選手権です。

国内ラリーは、かつては時間に対する正確さを競うスタイルでしたが、世界ではスペシャルステージ(SS)と呼ばれる競技区間での速さを競う「SSラリー」が主流となっていました。そこで日本でも、2004年に北海道で開催された「WRCラリージャパン」を契機に、06年からはWRCやAPRC(FIAアジア・パシフィックラリー選手権。日本も開催地域に含まれる)などと同じSSラリーが開催されるようになりました。

それと同時に、国内ラリー独自の規定だった車両規定も、FIAが定める国際的な車両規定に順ずるものへと変化。車両の安全部品や乗員保護の規定など、国際基準に則った車両となりました。また、ラリー自体のルールも徐々に国際ルールに合わせて整備され、現在はWRCとほぼ同じ方式のラリーになっています。

国内ラリーのトップカテゴリーは、市販車に安全装備などを取り付けた「グループN」に準じた「RN車両」で、スバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションといったターボ4WDマシンです。それ以外のクラスでは、FFやFR、コンパクトカーから大排気量車、そして最近ではハイブリッド車や電気自動車なども参戦可能なクラスが誕生しています。車両製作コストを抑えて、より安価にラリに参戦できるようにした「RPN車両」の追加や、海外メーカーを中心としたラリー専用の車両「グループR」を日本国内で走行可能にした「RR車両」なども追加され、バラエティに富んだマシンがしのぎを削っています。