ラリーはどんな流れで行われているの?

ラリーは基本的に、一般公道を使用して開催されます。そのため、様々な設備や場所などが、開催地周辺にラリー期間中だけ設置されます。

ラリーの競技区間である「スペシャルステージ」は、スタートとフィニッシュはもちろん、途中の走行状況や緊急時の対応、競技中に関係者以外が入らないようにするオフィシャルと呼ばれる人員が配置され、ラリー期間中常に管理されています。ラリーカーの整備などを行う「サービスパーク」、大会事務局が置かれる「ヘッドクオーター」、車両を一時的に保管するための「パルクフェルメ」などは、開催地周辺の施設や駐車場などに設置されます。

また、主催者やラリーに関係する企業、地元の飲食店などが集まる「ラリーパーク」が置かれるラリーもあります。地元自治体が実施する祭りなどと連携するなど、地域の協力を得ることでラリーは開催されているのです。

スタート

全日本ラリー選手権では、1台ごとの出走間隔は特別規則書に明記されない限り、1分ごととされています。特別なことが
ない限り、スタート合図を出されてから20秒以内にスタートできなければ、失格となります。

スペシャルステージ

スペシャルステージ(SS)は全開のタイムアタック区間です。ドライバーたちが技量の限りを尽くして駆け抜ける様は迫力満点。ステージのタイムはスタート地点とフィニッシュ地点に設置された光電管で、10分の1秒まで計測されます。

タイムコントロール

ラリー競技ではSSの走行時間以外のあらゆる行動が選手ごとに分単位で指定されています。それをチェックするのが様々な場所に設置されたタイムコントロール(TC)です。選手はすべてのTCを必ず通過しなければなりません。

サービスパーク

車両の修復やセッティング変更を行う場所がサービスパークです。大きくダメージを受けた車両をみるみるうちに修復していく熟練メカニックの手際はまさに“プロの仕事”。基本的には見学可能ですが、勝負の場ですので、周囲には気をつけて。

パルクフェルメ

“マシンの整備等が禁止されている場所”ですが、ほとんどの場合は1日の競技終了後でラリーカーを保管しておく場所を意味します。また、競技進行の時間調整、車列調整のために設けられる場合もあります。この時間調整は“リグループ”と呼ばれています。

リエゾン

SSとSSをつなぐ区間はリエゾン(ロードセクション)と呼ばれ、ラリーカーは一般車と一緒に交通法規を守って移動しなければなりません。自分のクルマで観戦している場合には、ラリーカーとすれ違ったりすることも。一般道とはいえ競技中ですので応援にも気をつけましょう。

ヘッドクオーター

ラリー競技全体を運営・管理する本部がヘッドクオーター(HQ)です。ラリー会場近隣のホテルや公共施設などに設置されることが多く、ギャラリーステージの受付や、報道関係者の仕事場であるメディアセンターや記者会見場、様々な通達やリザルトが掲示される場所でもあります。