ラリーは競技区間のスペシャルステージと移動区間のリエゾンを軸に構成されています

たくさんのマシンが一斉にスタートするサーキットレースと違い、ラリーはいくつかの競技区間(スペシャルステージ=SS)を1台ずつタイムアタックし、その積算タイムで勝敗を争います。SSとSSの間は一般の道路を、一般の交通とともに移動します。これは「リエゾン」と呼ばれ、ラリーの特徴のひとつです。SSの総走行距離はラリーごとに異なりますが、長いものでは約250㎞にもなります。SSは基本的に立ち入りが禁止されており、観客は主催者によって定められたギャラリーエリアかリエゾン、あるいはサービスパークで観戦することになります。


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1. スタート

1台ごとの出走間隔はラリーにより異なりますが、基本的に上位ドライバーは2分間隔、通常は1分間隔ごとにスタートしていきます。またフィニッシュはストップせずに駆け抜けるフライングフィニッシュ形式です。

2. スペシャルステージ

スペシャルステージは全開のタイムアタック区間です。ドライバーたちが技量のすべてを尽くして駆け抜ける様子は迫力満点。タイムはスタートとフィニッシュに設置された光電管で計測されます。

3. タイムコントロール

ラリー競技では、SS走行時間以外のあらゆる行動が選手ごとに分単位で指定されており、それをチェックするポイントがタイムコントロール(TC)です。選手はすべてのTCを必ず通過しなければなりません。

4. サービスパーク

指定された時間内に車両の修復やセッティング変更を行なう場所がサービスパークです。熟練メカニックの手際はまさに“プロの仕事”。ただし、周囲にはサービスパークに入ってきたり、出て行くラリーカーがいます。見学する場合は周辺にも気をつけて!

5. パルクフェルメ

マシンの整備等が禁止されている場所です。ほとんどの場合は、1日の競技が終わったあとでラリーカーを保管しておく場所を意味します。また、競技進行の時間調整のために設けられる場合もあります。この時間調整はリグループと言われます。

6. リエゾン

SSとSSをつなぐ区間はリエゾンと呼ばれ、ラリーカーは一般のクルマと一緒に交通法規を守って移動しなければなりません。自分のクルマで観戦している場合にはラリーカーとすれ違ったりすることも。ただし、相手は競技中ですので非常識な行動は控えて。

7. ヘッドクオーター

競技運営管理本部がヘッドクオーターです。ラリー会場近隣のホテルや公共施設などに設定されることが多く、報道関係者の仕事場であるメディアセンターが設置されたり、様々な通達やステージのリザルトが掲示される場所でもあります。