2019年のクラス区分はどう変わった?

2019年、全日本ラリーのクラス区分が大きく変わります。18年までは最上位クラスがJN6クラスでしたが、19年からはJN1クラスが最上位クラスとなり、排気量や車両規定、駆動方式などによって、その内容が一新されました。

JN1クラス

最上位クラスとなるJN1クラスは、18年も主流だったスバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションに加え、FIAによりグループA/R/Nに公認された車両(海外ラリーで活躍するシュコダ・ファビアなど)が出場できるようになりました。もちろん、日本の自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得しなければなりませんが、これまでグループN車をベースとした車両が主流だった全日本ラリーのなかで、これらグループR車両がどのような活躍を見せるのか、注目のシーズンとなるでしょう。

JN2クラス

JN2クラスは、18年のJN5クラスとほぼ同じクラス区分で、シトロエンDS3 R3やプジョー208 R2といった2輪駆動のグループR車両、トヨタ・ヴィッツGRMNなどが中心となるクラスです。

JN3クラス

JN3クラスは、排気量2500cc以下の後輪駆動車クラス。18年までは改造範囲によりJN4クラスとJN2クラスに分かれていたトヨタ86/スバルBRZですが、クラス区分が変わったことにより19年からはひとつのクラスで戦うことになります。また、18年まではトヨタ・ヴィッツやマツダ・デミオと戦っていたマツダRX-8は、19年からはトヨタ86/スバルBRZがライバルとなります。

JN4クラス

JN4クラスは、1500cc〜2500ccまでの前輪駆動車と4輪駆動車のクラス。18年まではJN4とJN1クラスで戦っていたホンダ・シビック・タイプRやスズキ・スイフトスポーツ、ダイハツ・ブーンX4、日産ノートNISMO Sなどが、19年はこのクラスに集約されます。

JN5クラス

JN5クラスは、18年までJN3クラスやJN1クラスに出場していたトヨタ・ヴィッツやマツダ・デミオなど、1500cc以下の前輪駆動車が対象となるクラスです。グループR車両を除く後輪駆動車はJN3クラスに集約されますが、前輪駆動車は排気量によりJN4とJN5の2クラスに分かれることになります。

JN6クラス

JN6クラスは、18年までJN1クラスに組み込まれていたハイブリッド車や電気自動車などのAE車両に、1500cc以下のAT車両を加えた新たなクラスです。AE車両は排気量区分はなく、また1500cc以下のAT車両も車種が豊富なだけに、全日本ラリーに参加しやすいクラスとして注目を集めるクラスとなるでしょう。

2019年 全日本ラリー選手権 クラス区分

JN1 気筒容積が2500ccを超える4輪駆動のRJ、4輪駆動のR
JN2 気筒容積が2500ccを超える2輪駆動のRJおよび2輪駆動のR
JN3 気筒容積が2500cc以下の後輪駆動のRJ、RPN
JN4 気筒容積が1500ccを超え2500cc以下の前輪駆動および4輪駆動のRJ、RPN
JN5 気筒容積が1500cc以下の前輪駆動のRJ、RPN
JN6 気筒容積が1500cc以下のRJ、RPN(ATに限定)およびAE(気筒容積区分なし)

※過給器つき車両は排気量×1.7で換算した数値(ターボ係数)をもとに区分されます。